Q)それぞれの作詞家さんの印象を教えてください。
小椋佳さんは、理路整然としていますね。出だしから、世界観がすごくあります。荒木とよひささんは、世間、大衆と溶け合っていますね。のんべい横町とか行って話してて、そこでの会話が詞になっていたりするみたいですね。すごく普通なんです。だから、失礼なんですけど、「先生、誰でも書けますね、こんな詞!」ってよく言うんですよ、そうすると「じゃあ、おまえ書いてみろよ!」って言われるんですけどね(笑)。でも、そういう、「誰でも書けそうな詞」っていうのが一番難しいんですよね。やっぱり、荒木とよひささんてすごいと思いますね。
  阿久悠さんは、もう、上段の構えですね。武士と対決してるみたい(笑)。もう巌流島ですよ(笑)。刀に例えると名刀。阿久さんも四苦八苦しました。松本隆さんは、言葉の魔術師ですね。すごく韻を踏んでたりとかするんですよね。チンペイさん(谷村新司)は、一見、難しそうなのが来たりするんですけど、意外とそうでもなかったりするんで、僕はそこを責めたりするんですけど、「これは意味あるんですか?」とか。そうすると「お前に言われる筋合いはないよ。お前書けよ」って言われて、「だから書けないから頼んでるんでしょ」って言いかえしたりして、しょっちゅうモメてました(笑)。
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